5Sの青心 安全・環境・品質・従業員マニュアル

 青心(せいしん)とは青伸産業運輸株式会社の従業員としての心得、行動規範です。

そして「5S」「安全」「環境」「品質」の実践は社会人、企業人としてあなたの仕事や生活を必ず豊かにします。


本マニュアルはそれらを実践できるよう具体的な行動の一例を示したものです。


この「5S」「安全」「環境」「品質」があなたの生活の中で自然に習慣として実践されることにより、無事故無災害で健康に末永くプロの信頼と誇りをもってご活躍いただくことを期待します。


5S Seiri・Seiton・Seisou・Seiketsu・Shituke
 整理 整頓 清掃 清潔  
安全 Safety
 心構え 知識・技術  点呼 準備・点検 ルール健康
環境 Activity Environment
 挨拶 報告・連絡・相談 運転・作業 おもいやり  One for all, All for one
品質 Quality
 服装・身嗜み 態度・マナー  教育(自己啓発) ムリ・ムダ・ムラの排除 


5S みんなの誓い、5Sの青心


仕事を安全に快適に効率よく進め、安全・環境・品質すべてにつながる生活と職場の基本

整理 必要なものと、不要なものをはっきり分けて、不要なものをすてる。(リサイクルする)


整理ができていると必要なものや情報が瞬時に用意できます。自分や相手もイライラすることなく仕事の効率化が図れます。

■整理のポイント
  • 分別をする。(内容別・サイズ別・時系列・相手別など)
  • 何が必要で何が不要かわからない場合は上司に相談する。
  • 保存期限が過ぎた書類は速やかに処分する。(数字や個人・取引先情報が入ったものはシュレッダー処分する。)

その他アドバイス
  • 机の上や運転席周りにものを出したまま帰らない。
  • 重要なものが入っている引き出し等は施錠する。
  • 業務に関係のない私物は会社や車両に持ち込まない。
  • 冷蔵庫の中など共有スペースを占有しない。

整頓 いるものを使いやすいようにきちんと置き、誰にでもわかるようにする。


ものを整頓しておくことで自分が休む場合でも代わりの人にスムーズに業務を代行してもらえます。

■整頓のポイント
  • いるものを使う回数や目的、形などで起き場所を決め、使いやすく片づけること。
  • 情報であれば日別・処理済み処理待ち・発信者や部署・取引先別や業務別等の分類で整頓する。
  • ものであれば大きさや使用頻度を考慮して整頓し平行、直角に置き、崩れたり転がったりしないように工夫をすること。

清掃 常に清掃をし、きれいにする。


床などの汚れは転倒などの災害につながります。また、機械設備などの汚れは故障の原因となります。清掃をすることでいち早く不具合を見つけることもできます。
常に清掃されていると訪れたお客様に対しても好印象を持っていただけます。

毎日清掃すべき場所の一例
●車両
  • 車体外装・運転席(ダッシュボード・窓)・荷台など

●営業所・事務所・倉庫
  • トイレや床や壁、工具や機械設備、
  • 照明機器や天井、窓、看板など
  • 出入り口や敷地周りの道路、歩道など

●車庫
  • 投棄ゴミや私物・雑草など

清掃時の注意(作業中の安全確保)
  • 車両や機械設備の清掃は機械(ブレーカ等)やエンジン(キーを抜く)を止めて周囲にも清掃中であることを知らせ安全な状態で清掃しましょう。

清潔 整理・整頓・清掃の3Sを維持する。


自分自身や身の回りをきれいにすること。汚れた姿で製品を扱えば製品を汚したり、汚れによって病気などの衛生上の問題も発生してしまいます。また不潔の状態は何より仲間やお客様に不快感を与え、職場の空気やコミュニケーションを悪くしてしまいます。

■清潔のポイント例
  • 手を洗いうがいをこまめにする。
  • 人混みや空気の悪いところではマスクを着用する。
  • ハンカチ・ティッシュを持ち歩く。
  • お風呂に入る。
  • 歯を磨く。
  • 爪を切る
  • 下着は毎日着替える。
  • 洗濯した服を着る。
  • 無精ひげは剃る。

 決められたことをいつも正しく守る習慣づけ


お客様や上司が来た時だけではなく、整理・整頓・清掃・清潔の4Sがいつも当たり前に実践されている状態。

5Sとは仕事はもちろん自分の生活や健康にもつながる大事なことなのです。

安全 全てにおいて安全が最優先(交通・荷役)


計画やトラブル発生時は必ず安全を基準に検討、行動する。


すべては心構えからはじまります。心構えが行動に表れ、いずれ自分や環境も変わります。

安全な人であるための心がけ
  • 事故を起こさない、起こさせないという信念を持ちましょう。
  • おもいやりと優しさをもって防衛運転をしましょう。
  • お客様・仲間・家族から安心と信頼、尊敬される人になりましょう。
  • 作業に必要な技術を磨き、知識を高めましょう。
  • 仕事の前に今日一日の安全宣言をしましょう。
  • 5Sができている人と言われるようになりましょう。
  • 一日一膳を実践しましょう。

プロに必要な3要素

プロ心構え(安全マインドとやさしさ)+マナー・モラルとコンプライアンス+技術・知識(スキル)を備えた人
★お金を稼ぐだけがプロではない。


正しい情報による正しい判断と正しい作業は危険を遠ざけます。

■知識アップのポイント
  • 与えられた仕事のルールや段取りを確認し覚えましょう。
  • 何を求められているか(目的)とどうやって安全、確実に達成するか(手段)をよく考えましょう。
  • 事前に天候や渋滞、事故やヒヤリハット情報を確認しましょう。
  • 緊急時の連絡先や対応方法を確認しましょう。
  • 知らないことや分からない事は恥じずにすぐ確認しましょう。
  • 覚えたことや確認したことは他の人にも伝えましょう。

■技術アップのポイント(安全最優先、次に正確さ、速さは優先ではない)
  • 運行や作業で焦らなくて済むよう十分な練習や段取り準備を事前に終える事
  • 安全の手間を惜しまずひとつひとつ確認し作業すること。
  • 扱う車両や機械の特徴や性能、ルールをしっかり理解すること。
  • 正確で無駄のない作業、操作を考え身に付けること。
  • 危ないと感じるセンスと無理をしない勇気を身に付けること。
  • 作業前に周りの状況(人・もの・車両等)をよく確認すること。
  • 正しい服装、道具で作業に臨むこと。
  • 人に見られていると思って作業をすること。


車両や道具と自分自身が安全に仕事のできる状態かを確認し、点呼で報告・連絡・相談をしっかりしましょう。

■点呼(出庫点呼)
【重要】相手と必ずコミュニケーションをとる。
  • 車両や積荷の点検結果を確認する。
  • 疾病・疲労・睡眠状況など体調に関する確認をする。
  • アルコールに関する報告と検知器による検査を行う。
  • 休憩場所や時間など運行内容の確認を行う。
  • 道路状況や気象状況による運行への影響と対策を確認する。
  • 運転免許証など業務上に必要な書類等を確認する。
  • 服装、身だしなみを確認する。
  • 伝達事項や乗務員の様子、今日一日の安全宣言と記録を行う。


与えられた業務や作業がスムーズに遂行できるよう、しっかりと事前準備を行いましょう。

■情報収集
運行計画(発着、休憩、作業時間・ルート・緊急連絡先等)と天候・渋滞・現場ルール・過去事故ヒヤリハット等の情報を事前に確認し安全確実に仕事が遂行できるよう備えましょう。

■体調管理
  • 十分な睡眠時間(目安7時間)をとる。
  • 睡眠の質向上(睡眠直前のスマホや食事制限)をはかる。
  • 暴飲暴食せず、栄養バランスのよい規則正しい食事をする
  • 飲酒(アルコール1単位等を参考に)を控える。(例:ビール500ml(1単位)でアルコール消化に約4時間以上かかる)
  • 薬は医師の指示どおり服用する。

■点検
車 両:法定日常点検の他、荷台(仮装部分・シャーシ)や積荷・荷締め機(ツイストロック)・タイヤチェーン・発煙筒・三角停止表示板等も確認する。
道 具:本体等の破損や電源コードの断線がないか等確認する。
携行品:運転免許証(車両・フォークリフト)・許可証(通行・入門等)・サイドブレーキよし札等業務に必要なモノを確認する。


ルールとは、あなたを事故や災害から守るために作られたもの、法令はもとより各種作業をはじめ自社やお客様の職場に定められた決まりをしっかり守りましょう。

■一例)
  • 「挨拶」・「報告」・「連絡」・「相談」を行う。
  • 事故発生時や危険、異常発見時は「止める・呼ぶ・待つ」を厳守する。
  • 指差呼称(安全呼称)を行う。
  • 乗車前や着車後には車両の周りの点検もする。(オイル漏れや荷台仮装部分を含む)
  • 車両停止する際は、車間距離をとる。(運転席から停止線及び前車の後輪またはナンバーが目視できる位置を目安。)
  • 車間距離は前車と3秒以上空ける。
  • 一時停止は、タイヤを一秒以上停止させる。
  • 進路変更は変更3秒前に合図する。
  • 右左折は開始30m手前から合図する。
  • 発進の際は必ずアンダーミラーを見る。
  • 車両から降りた時は必ず輪止めを右側前輪にはめる。
  • 右左折時の合図(ウインカー)は30メートル手前で、進路変更の合図は3秒手前に行う。
  • バック走行する前に障害物等の有無を必ず確認する。
  • フォークリフトの指差呼称は停止した状態で行う。
  • フォークリフト荷役作業は二度すくいを行う。


ベストコンディションで仕事ができるよう生活習慣を整えましょう。

■健康維持向上、疾病予防や早期発見のポイント
  • 健康診断結果に基づいた通院や生活習慣改善をしましょう
  • 薬は必ず決められた時間等指示に沿って服用しましょう。
  • 血圧を定期的に測りましょう。
  • 睡眠時無呼吸症候群(SAS)に注意しましょう。
  • ストレスを溜めない工夫をしましょう。
  • タバコ・飲酒を控えましょう
  • 適度な運動を心がけましょう。
  • 長時間労働を控え休養をしっかりとりましょう。

◆生活習慣病予防は「食習慣」「運動習慣」「休養(十分な睡眠)」「喫煙」「飲酒」のバランス。健康な時から将来に向けて備えましょう

◆心のお悩み、体のお悩み無料相談
  フリーダイヤル:0120-109-371

環境 環境を考えた輸送、エコドライブを始めとしてアイドリングストップ等の実施


今をより良い未来に繋ぐため、自らが率先し社会や職場など自分の身の回りの環境を良くしましょう。


挨拶はコミュニケーションの基本、挨拶ができると報告・連絡・相談もしやすくなり、自分の仕事もスムーズに進みます。

■誰にでも公平に役職や先輩、後輩関係なく率先して挨拶しましょう。
  • おはようございます。(先輩上司から率先して)
  • お疲れ様です。
  • お先に失礼します。
  • ありがとうございます。(業務指示の遂行に対しても必要)

ポイント
  • 挨拶を返す時は相手より高い声で返事をする。
  • 人を呼ぶときは〇〇さん、や〇〇君と敬称をつけること。

先輩や役職者が率先して挨拶を行い、親しい人にも“さん”等敬称を付けで呼ぶことが職場環境を良くする秘訣です。
また、自分のお客様ではなくても会社に訪れた方には「いらっしゃいませ」「こんにちは」など挨拶を徹底しましょう。


報告・連絡・相談ができる人は信頼され頼りにされる人

■報告とは
与えられた業務の進捗具合や結果を上司に催促される前に伝える事。また、自分に都合が悪いことでも仕事のことは必ず上司に報告し不信や不安を招かないようにすること。

■連絡とは
 仕事をスムーズに進めるために必要な情報を相手に正確に伝える事。連絡した内容が相手に正しく伝わっているかを確認し、仕事の遅れやミス、災害などが発生しないよう配慮すること。

■相談とは
 仕事の進め方などについて適切なアドバイスを受けること。曖昧やよくわからないことで自分勝手な判断はしないこと。

ポイント(伝える順番は結果や事実が先、気持ちや原因は後)
「いくらで・いつ・どこで・誰が・何を・どのように・どうした」など要点を整理してから相手に情報を伝えること。


あなたが率先して模範となることで安全な輸送や作業環境が創られます。

■運転(自分も含め色々な人が道路を利用しています。)
  • 思いやりと譲り合いの気持ちを持つ。
  • 油断や過信をしない。
  • 急ぎやあせりを抑える。
  • カッカしたり、カリカリしたりしない。
  • ゆっくり発進、定速走行、エンジンブレーキ活用などのエコドライブを行う。
  • 体調不良や疲れ、眠気を感じたら即運転を中止する。
  • 適性診断結果(自分のクセ)を理解した安全運転をする。
  • 指差呼称(安全呼称)を行う。

■作業
  • 機械に能力以上または本来の使い方以外の仕事をさせない。
  • 騒音や粉塵などで迷惑をかけぬよう近隣への配慮を行う。
  • ヘルメット・安全ベスト・安全靴・手袋など保護具を必ず着用する。
  • 自分の存在や行っている作業を周りに知らせ、また周りに人がいないか常に気を配る。

おもいやり


おもいやりの青心

  • 荷物は自分のもののように大切に、雨などでぬらさぬよう大切に預かった時のまま届けましょう。
  • 与えられた車両や道具、施設や設備は責任をもって大切に維持管理しましょう。
  • 自分の出したものでなくても会社の敷地や訪れた取引先の敷地などでゴミが落ちていたら率先して拾いゴミ箱に捨てましょう。
  • 相手が原因のトラブルであっても何か事情があると考え、まずは許し冷静に対処しましょう。
  • 先輩、上司であってもルール違反や危険行為を見た際は注意をしてあげましょう。
  • 注意や心配をしてくれた人に対しては「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましょう。
  • お年寄りや体の不自由な方、自分より弱い方には優しく接しましょう。

相手の立場や気持ちを考え理解しようとすれば自然とおもいやりの気持ちと親切な態度へ繋がっていきます。

One for all,All for one


One for all, All for one(ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン)とは、ラグビーなどの団体競技で使われる著名なフレーズの一つ。
日本では「一人は皆のため、皆は一人のため」と一般に訳される。

自分の事は出来て当たり前、他の人に対しても業務上必要なアドバイスや支援を行い、企業人として仲間と協力し合うこと

品質 顧客から預かった荷物を大切に預かった時の状態のまま送り届ける。
    
  納品・引取の時間厳守は基より、顧客に対しての態度・言葉づかいも重要



服装・身嗜み


人は見かけで判断されます。第一印象はその後のコミュニケーションに影響を与えます。

■出勤時の確認事項
  • 帽子は深く前後正しく被っている。
  • 髪の毛は目にかからぬようクシで整えてある。
  • 長髪は肩にかからぬ様束ねる
  • 目ヤニなどなく顔を洗ってある。
  • 無精髭はない。または髭は整えてある。
  • 制服上着のファスナー又はボタンは胸ポケットの高さまで閉めている。
  • 制服の袖をまくり上げていない。
  • 制服の襟を立てていない。
  • シャツはズボンの中に入れている。
  • ズボンのチャックは閉じている。
  • 爪は伸びていない。
  • ズボンの裾をまくり上げていない。
  • 靴ひもはほどけていない。
  • 業務に不要な装飾やピアスをしていない。
  • 過度な香水等を身に付けていない。
  • 全体的に相手に不快感を与えていない。
  • 健康的、元気に見える。

態度・マナー


仕事を頼むなら気持ちの良いあなたにお願いしたい。そう相手に思われるために。

■期待する態度
  • 挨拶(挨拶をするときは帽子をとる)お辞儀をする
  • いつも笑顔
  • はっきり明瞭な言葉遣い(会話)
  • ~です。~ます。の丁寧な言葉遣い。
  • 真剣で誠実であること。
  • 積極的であること。

■持つべきマナー
  • 清潔感のある服装・身だしなみに気を使うこと
  • 敬語を覚え言葉使いに配慮すること
  • 時間を守ること(5分前青心)
  • 報告・連絡・相談を怠らないこと
  • 5Sを実践すること
  • 相手の話を最後までよく聞き、私語を慎むこと
  • 〇〇さん、〇〇様等敬称をつけて呼ぶこと。
  • 弁当等の業務以外の自分のゴミは会社に捨てず持ち帰ること。
  • 訪問先のゴミも落ちていたら拾って捨てること。

教育・(自己啓発)


いつか訪れるチャンスを逃さないため、どんな時でも適切な判断や行動ができるように学びの姿勢を忘れず、学んだことは仲間にも伝え理解を深めましょう。

■青伸産業運輸株式会社の学びの基本。
  • 「5S」「安全」「環境」「品質」の目的を理解しましょう。
  • 安全大会やドライバーズミーティングに参加しましょう。
  • 職場のルール、「就業規則」を理解し守りましょう。
  • 現場(お取引先様)のルールを確認し遵守しましょう。
  • 業界や業務に必要な情報の変化にアンテナを張りましょう。
  • 運行管理者試験など資格取得にチャレンジしましょう。
  • 指導員以上の役職を目指しましょう。

日常的な業務において、企業人、社会人としての自覚を持ち、コンプライアンス・5S・服務規程の遵守、円滑に業務遂行ができるよう生活習慣・知識・技能などの習得を行い、自ら属するグループ以外の従業員に対しても、業務上アドバイスができる知識・技能を有してください。

ムリ・ムダ・ムラの徹底排除


常に身の周りにはムリ・ムダ・ムラが潜んでいます。改善を図り効率よく過ごすことで疲れも減ります。

■見直しポイント
  • 作業・運行ルートなどを常に改善し長時間労働を無くす。
  • 事故・災害の撲滅によるムダな支出を無くす。
  • アイドリングストップ・エコ運転による燃料費の削減をする。
  • 高速道路・有料道路の指示以外のムダな通行をしない。
  • 使っていない照明や不要な電気はこまめに消す。
  • リサイクルできるものはリサイクルする。
  • 「みんなの誓い5Sの青伸」の徹底実施をする。
  • 会社のために良いと思ったことは積極的に意見具申する。
  • 気が付いたら「まぁいいか」で済まさない。


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